No181.令和元年 娘ちゃん裁判
世に問いたい。娘ちゃんによるお菓子訴訟を。
◼️原告の主張
(原告)
被告人から、理不尽にお菓子を棚上げされたうえ、食べたら怒ると脅されて、心理的に傷をおったことに対する損害賠償請求。
◼️被告人の供述
(被告)
そのような事実はありません。
あの日は、娘ちゃんが、ばあばからもらったお菓子を食べたがっていたの。
でもおやつの時間は2時半だからもう少し我慢しようねって言ったの。
でも娘ちゃんは凄く食べたかったらしくて、何度も「お母さん、食べていいよって言って!」って許可を求めてきたの。
でもお母さんはおやつの時間でもないのに食べるのは良くないと思って、「お母さんは良くないと思うな、お母さんが怒っちゃってもいいなら食べてもいいよ」って、お菓子をテーブルの上に置いてたの。
少し経って、テーブルを見たら、まだ娘ちゃんは、食べてなくて、よほど私に怒られるのが怖かったんだろうなって思った。
(裁判官)
あなたは3歳児の要求に応えてあげられないことに罪悪感はありましたか?
(被告人)
いいえ。むしろ、お母さんが娘ちゃんの健康を守っていると思えば、誇らしいですし、必要なことですよね?
◼️証人の供述
(証人)
こんな話が参考になるかは分かりませんが、
こないだ、お母さんがいないときに、娘ちゃんと留守番してたんだけど、
おやつ食べたいって言うから、「どれ食べたい?」って希望聞いたんだけど、そのとき、娘ちゃんはしきりに、
「お母さんにはないしょにしてね?」
「お母さんには絶対に言っちゃだめだよ?」
「娘ちゃんはこれ食べたいの」
「特別に二個食べていい?」
「お父さんだけね?言わないでね?」
って何度も何度もお母さんには言わないことを誓わされたんです。凄い一生懸命だったので覚えてます。間違いないです。
(裁判官)
誰かに脅されているような印象を持ちましたか?
(証人)
わかりません。でも、何かを非常に恐れていたことは間違いないです。
◼️事実認定
被告人は原告に対して、お菓子を食べさせず、食べると怒ると脅した。
原告は周囲に情緒の不安定さを露呈するほど追い込まれ、快くお菓子を食べられない状態に追い込まれた。
◼️判決
被告は今後、原告の健康には気遣いつつも、怖がらせずお菓子を快く食べさせること。
〔ブログ趣旨:はじめに〕
●父(32歳)
証人。
●娘(3歳8ヶ月)
原告。
●妻(歳上)
被告人。上告を予定している。
●息子(2歳1ヶ月)
裁判官。